ゲーム感想置場

ゲームの感想(ネタバレ配慮無し)をぽつぽつ投げるだけのブログ

Fate/SamuraiRemnant感想【ネタバレ有】

クリアしました。

PS5で遊んでプラチナも取りました。

 

 

Fate/GrandOrderのコラボをきっかけにプレイしたのでセイバーやライダーの真名は知ってるし、正雪が普通の人間ではないということも知ってた。

なんか2周目以降のやべールートがあると聞いて気になり、ストーリーわかればいいかなという軽い気持ちで始めたら気がつけば慶安神前試合までやってた。

 

 

ちなみに、Fate関連ゲームはGrandOrderだけやってます。

2020年夏イベあたりから始めてメインは最新まで追いついてるけど以降復刻してないイベントの話はわかりません。

水着武蔵ちゃんが伊織と名乗ってるせいで本当に実装された宮本伊織がアツい風評被害受けてることだけは知ってる(爆笑)

なので据え置き機の型月ゲームは初めてですね。

的外れなこと言ってたら笑ってほしい。

 

 

クリア順は光→可惜夜(土御門側)→焔→可惜夜(アサシン側)でした。

まったくの余談だけど光と焔ってさあ……ゼノブレイド2を思い出しちゃうね…えへへ…

 

 

前提の話が長くなりましたが感想です。

ネタバレあります。

 

 

 

いやめちゃくちゃ面白かった。

なんだかんだ真面目に聖杯戦争したような気がする。

いや……聖杯戦争っていつもでっかい陰謀によって途中から真面目に聖杯戦争してない偏見があったので……

あまり型月作品知らなくても必要な用語は解説載せてくれるからわかりやすかったです。

 

 

【戦闘】

アクション苦手人間なので初見は初心モードでやってたけど、戦闘慣れるまで割と時間かかった気がする。回避挟まないと割と死ぬのでボタン連打では勝てない。

貴石に余裕があれば英霊に教わった必殺技打てて楽しい。個数制限あるのだけが不満(宝石魔術ってそういうものでは?)。

あと初心モードから剣鬼モードに変えてやってみた各型の所見ですが、

・地の型

防御便利だけどHP減るやん→遅いしいらん→セイバー戦で必須やん!!!

・水の型

一生水の型で良くない?→空の型出たら水の型いらなくない?→集団戦で火力落ちないから便利だこれ!

・火の型

一生火の型で良くない?→空の型より扱いやすいわこれ→剣鬼だと使用頻度更に上がったわ(笑)

・風の型

扱いづら!!!→(途中存在を忘れる)→剣鬼だと怪異もだけど大怪異にもめっちゃ有効だし納刀モーションかっこよ!!!

・空の型

なんか人間やめた動きしてるけど隙多くて扱いづら……→(2周目初心モードにて)空の型最強あっはっは!!!→剣鬼だとすーぐHP減るからやっぱ扱いづら!!!

ぶっちゃけいらない型が一つも無いのはすごいと思う。剣鬼モードでラスボスに勝てたのは地の型のお陰だった。

アイテムは動けないときでも使えて良かった。おにぎりを貪る剣鬼。

 

 

【霊地争奪戦】

最初は霊地争奪戦めっちゃ億劫だったけど、セイバーと別行動できるようになってから漸く楽しめるようになった。二手に分かれられるの楽じゃん!

終章霊地争奪戦はサーヴァント数の暴力で全部の霊地取るの楽しかった。

 

 

【マップ】

いろんな景色があったりいろんな話が聞けたりでおもろかった。屋台でのセイバーのリアクションが豊富。

わくわくスポットって急にかわいい名前が出てきたの笑った。玉縄で大仏を見たときの二人の会話が好き。伊織、ちゃんと作ってやったか…………?

ただ広すぎてタイミング限られてる権現山の雑記帳はググらないとわからなかったし、町中でもファストトラベルさせてほしかった感はある(笑)

 

 

【キャラ】

各陣営マスターとサーヴァントが仲良しなの良かった。ギスギスしてるの見てるのは…ね…ライダー陣営は実はすれ違ってたけど…

 

あとマスターたちが人間できすぎててな…

3章でカヤが攫われたときに利点を提示する前に鄭が「同盟を組んでいるのだからもちろん手を貸す」と言ってくれて「え!?手を貸してくれるの!?」って逆に驚いたし、アーチャーが操られて赤坂が大変なことになったときにもノータイムで伊織が「すぐ行くから持ち堪えろ」って鄭に言ったことも「義理堅ぇ……義理堅ぇよこの同盟……」って思った。

太夫や正雪は言わずもがなだし、一番魔術師然としてるドロテアだって無関係な人たちを絶対に巻き込むまいとしてたのがな…

聖杯戦争の参加者のくせに人格者が多いこと多いこと。

お陰でどの陣営にも愛着湧きました。

 

 

各陣営に沿った感想↓

 

 

・セイバー陣営

主人公補正でいろいろな幸運や縁に恵まれてたよね。逸れからも女性たちからも矢印向けられてる伊織よ。

空の型を得た伊織がまじで人間やめた動きになってて爆笑した。あまり知らないけど型月主人公ってこんな強くていいんですか?

神前試合でセイバー陣営に当たったときは心底嫌だった。相手にしたくないよ〜〜〜!

あとは終章各ルートにて後述。

 

 

・アーチャー陣営

いきなり同盟持ち込まれてめちゃくちゃ疑ったけど人が良すぎてびっくりした。

一番に脱落してしまったけど、鄭の生存確定でもあったのでほっとした……と思ったけど、初見はアサシン退治に行ったのでラスボスにしちゃった。やめろ!再参加するな!生きろ!あっ…生きてて良かった…

2周目以降は異傳増えてて、合間にどう動いてたかわかるのが良かった(この陣営に限らずだけど)。

特に操られる直前と、脱落直後の追加シーンにはグッと来ました。このシーン見たら光ルート行きづらくないです???

主人公陣営の次に主人公っぽかったから鄭成功版SamuraiRemnantも面白そう(侍ではないが)。

アーチャーのことしばらくタクミ(FEif)って呼んでたのはごめん。

神前試合でまさかの受肉…………これが正史で良いのでは?

 

 

・ランサー陣営

2024年正月福袋でジャンヌオルタ引いたのでちょっと運命感じてた(実際オルタではなかったけど)。

ジャンヌ喚んでるから地右衛門ってすごい魔術師だったり?と思ったけど目的のためにひたすらうまく立ち回って終盤まで生き残ってたのすご……

ちゃんと召喚シーン描写されてるのこの陣営だけだったけど召喚シーン好き。聖杯戦争だあ〜〜〜!って感じがした。

地右衛門が光ルートだとあっさり死んじゃったからすごいびっくりした。コラボイベントであんなに出番あったのに…………

でも可惜夜ルートだとキャスター倒してるのすごいね…ジャンヌは地獄に巻き込みたくなかったのはさあ…

自分だけが助かることに罪悪感をずっと感じてて、ジャンヌもそこを見抜いて守ってあげたいと思ったのかな……

この陣営噛めば噛むほどおいしい。

紅玉のおじいさん、ジャンヌのことリアタイで伝え聞いてたみたいなのがすごいね。

神前試合のエンディングで少しの救いがあったのは良かったね…

ちなみに神前試合は最後にやったから若旦那加入させてくれたのはランサー陣営。ありがとうね。

 

 

・ライダー陣営

三騎陣営のマスターが魔術師として優秀すぎる。土御門もだけど霊脈を利用させたら伊織たちとは格が違いすぎてさあ〜

セイバー陣営に主人公補正無かったら普通に負けてたのでは?

正雪先生が義に厚くて清廉で、それを貫き通すのがすごい。正雪の願いを綺麗事だよとは誰も言わなかったのやさしい世界。

伊織が最初のライダー襲撃時の少しの会話で正雪の人となりを感じて「(御家人を操ったりすることは)正雪が取る策とは思えない」と言ってるのも伊織の理解力の高さが窺えますね。

ライダー令呪全無視は強すぎるだろ。というかライダー的には正雪の命令には逆らってませんよという解釈なのがそんなのアリ?だった。

というかお前!どの面下げてコラボイベでまた正雪と一緒にいるんだよ!!!(遅効性の怒り)

ちなみに弊カルデアはライダー陣営に御縁がありませんでした…………

 

 

・キャスター陣営

初見だと土御門が気がついたら死んでてびっくりしたし、キャスターの真名がわかるのが土御門倒しに行く方じゃなくて光ルートだけなのもびっくりした。あと土御門倒しに行く方でも直接対決無かったことにもびっくりした。

鄭の前にキャスターが現れたとき「余計なことすんな!!!」と叫びそうになった。

ヤマトタケルにピンポイントに強すぎてラスボスなのも納得だし、でっっっけー竜喚び出せるのつよ。

土御門はただひたすら御家のために頑張ってたのが健気。弟はもっと健気。なんだこの兄弟。なんで暗躍できてたんだ。根は善人じゃん。

神前試合で頭抱える土御門の顔がしわしわピカチュウにしか見えないと思ったらやっぱり他のプレイヤーにもそう思われてて笑った。

もしかして土御門とキャスターって結構仲いいのでは?もっと見たいのでDLCに期待したい。キャスター操作させてください。もしくは土御門&キャスターと戦わせてください。

 

 

・アサシン陣営

時計塔に所属するほぼ唯一の正当な魔術師のドロテアと肉弾戦最強のアサシン。これで気配遮断もついてるの怖すぎる。

「ドロテアの!ちょっといいとこ見てみたい!」的なノリで裏切ったの笑ってしまった。いやルートによってはドロテア死ぬし笑えないけども。

初見だとまじでいきなり裏切ったから唐突な感じすごかったけど、2周目以降に出る異傳でアサシンにとって如何にドロテアがおもしれー女で、アサシンにもいろいろ思うところがあったんだろうなとわかったの良かった。マジで姫のもっといいところ見たかっただけなんだよね。

神前試合ではアサシンを連れて国に帰ったみたいだけどそれが一番平和的なのでは……

「私(わたくし←重要)のアサシン」の強さを疑わないドロテアかわいいね…蜘蛛苦手なのもかわいいね…青春してたのもかわいいね…

アサシンは敵に回すと厄介すぎるくせに操作性がクソなのそういうところ〜〜〜〜〜

 

 

バーサーカー陣営

バーサーカー二人に慕われる高尾太夫のカリスマよ。

自分も途中まで太夫が魔術師だと思ってたから、儀に巻き込まれた人だったとはびっくり。

ただ太夫となると裏の情報いろいろ持ってただろうし、もしかして正雪や土御門以上の情報強者だったかもと思うと面白いかも?

戦闘能力がないマスターというディスアドバンテージがあるくせにこの陣営強すぎる。仮契約で自由が効く武蔵ちゃんと単独行動持ちの逸れのバーサーカーって。お陰で太夫の命の心配はまっっっっったくしてなかった。

神前試合でアサシン陣営の一回戦で当たったときのドロテアの「うわっ……」ってリアクション笑った。応援してくれる太夫を見て「あ〜〜〜これは太夫のために頑張りたくなるわ」って思った。

武蔵ちゃんと伊織カルデアで一緒にご飯食べてよーーー!!!

カルデアにいるの水着武蔵ちゃんだから風評被害について伊織に怒られろ。

 

 

・逸れのサーヴァントたち

マスターがいるサーヴァントより数が多いのはおもろ。大抵はFGОのお陰で真名明かされる前から真名知ってた(笑)

初見三章で逸れたちが操られたとき、同行してたはずのアルジュナも敵に回って伊織が「さっきまで一緒に戦ってたのに」的なこと言ってたのほんまそれ。

木曽義仲カルデアに来てくれ!巴さんと仲良く過ごしてくれ!というかコラボイベの冒頭で巴さん退場させてたの人の心無いんか!

サムソン!喋れないけど強くてでっかい無敵のバーサーカーなんてみんな好きでしょと言わんばかりなのさあ!好きだよ!(サムズアップ)

アリアとキルケーひたすらかわいかった。

令呪を以て命じたい……オトタチバナ……タケルと一緒にいてくれ……

でも重要ポジションぽかったけどなんで贄として必要なのかとかはわからずじまいだったから知りたいな〜

 

 

 

【各ルートのこと】

・恩讐の焔

地右衛門&ランサーが最後の敵として立ちはだかるルート。地右衛門の願いのためにカヤが再び攫われてしまう。

2周目以降で一回可惜夜ルート挟んだことで雑記帳にカヤが伊織を繋ぎ止めてるという記述を見ていたので、伊織にとって如何に大切な存在かがよりよくわかるルートでもありました。静かに「地右衛門を殺す」と言うのはぞくっとした。

最後カヤを抱きかかえて無言で浅草に帰ってきた伊織。これから平穏な日々を暮らすんだろうなというのが見て取れました。剣の渇き?知りませんね……

 

 

・一条の光

鄭成功&キャスターが最後の敵として立ちはだかるルート。またの名を正雪先生デレルート。

初見はこっちでした。正雪がコイエット家に連れて行かれたと思ったら爆速で庇いに帰ってきてくれたのはごめんちょっと笑った(場面的に笑うところではない)。

終章で赤坂に入れなくなっちゃって玉蓮さん報告させて〜〜〜!ってなった。

あとは焔の方が伊織にフォーカス当ててて、光はタケルにフォーカス当ててると感じた。

キャスターはタケルの存在を否定できるのにタケルが存在するからキャスターの存在証明にもなるのお互い天敵すぎる。

八十禍津日神を倒して、伊織に光を見た正雪…最期は穏やかな心でいられたかな…

剣の渇きは満たせずって一文見たのこっちが初めてだったし伊織の雑記帳に「何を悔いることがあろうか?」と書いてあって「うわっ…………」となった思い出。

 

 

・可惜夜に希う

伊織が真に剣の鬼となり、盈月を残すことを望むルート。

ゲーム的にはラスボスはセイバーだったけど、どちらかというとラスボスは伊織、お前だ。

手の届く目の前に、己が長年抱えた渇きを満たせるものがあったら、いくらカヤがいるとはいっても壊さないって言ってしまうとは思う。

これ秀逸なのは壊すか壊さないかを選択するのはプレイヤーで、たとえ2周目以降でも壊させようとすることができることだと思う。

2周目以降は伊織の歪みが露わになっていき、一部の周りもそれを察するけど、誰も伊織を詰ったりしたいのは唯一の救いだとは思った。セイバーもさあ…「きみはそうするしかないとわかっていた」ってさあ…善を為すためにマスターを斬ることに躊躇しないのがさあ…ありがとうね…

ただ正雪には本当に申し訳なくなった。握手と約束しておいてどの面…………コラボイベのストーリーはアサシン倒しに行く方をベースとしたこのルートの後ってコト…………

ゲーム序盤で伊織やカヤが揃いで身に着けている根付が映り、このルートの最後では伊織の根付が血に染まるのはジンとした……ああ……彼らの平穏はなくなってしまったんだなと……

誰も彼をも斬りやすくするために理解しようとした伊織が、伊織のことを誰よりも近くで見ていて時間をかけて理解したセイバーに貫かれる構図はとても……………きれいだった。

「イオリが奥底に抱えているものは相容れないもの」と時間をかけて理解して、それでも伊織のために伊織を斬ったセイバーよ…………

ただ、伊織が満足できる唯一のルートだけど、セイバーもカヤも悲しませるのは本当に大馬鹿野郎。大馬鹿野郎だよ…………

 

 

 

と、SamuraiRemnantは型月作品あまり知らなくてもこれ単体でとても楽しませてもらいました。プレイ前はプラチナまで取ろうとは思ってなかったのにね。

いろいろ噛み締めて、DLCを待ちたいと思います。

タケル、ピックアップ時は何も知らなかったのに弊カルデアに来てくれてありがとう。

伊織と今度こそ楽しく過ごしてくれ。

 

 

おしまい。